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松川駅の「顔」池工生が製作 新駅舎看板、心込め手作り 

JR信濃松川駅の新しい駅舎に掲げられた看板と製作者の生徒たち

 23日に利用が始まるJR信濃松川駅(松川村)の新しい駅舎の看板を、池田工業高校の生徒が製作した。通学に多くの生徒が利用し、生徒会が駅舎周辺の清掃活動を続けていることから、JR東日本長野支社が製作を依頼した。生徒手作りの看板は、駅の新しい「顔」として乗客を迎える。

 看板は22日、新駅舎ホーム側の壁面に掲げられた。縦50センチ、横120センチ、厚さ4.5センチで、むくのケヤキを使っている。1文字が20センチ四方の大きさで「信濃松川駅」と横書きされ、緑青色に塗られている。
 建築工学部の部長・大塚龍君(17)=建築科2年、松井天歩君(15)=同1年、近藤歩夢君(16)=機械科1年=が、昨年12月上旬から製作していた。
 丸のこや電動かんなで板を成形し、北アルプスを表現するため、外郭の曲線を削らずに生かして山並みに見立てた。書道の担当職員・大谷佳澄さんが、村ゆかりの絵本画家・いわさきちひろの作品をイメージして子供が遊ぶ雰囲気を動きのある文字で表現し、生徒が2週間かけてのみを使って彫った。
 大塚君は「失敗できないので真剣に取り組んだ。将来まで残る地元の作品づくりができてうれしい」と喜び、顧問の伊藤満教諭は「貴重な節目に携わる機会に恵まれてよかった」と話す。
 駅舎の看板は通常、JR東日本のグループ会社が製作しているという。長野支社広報は「駅に愛着を持ってくださる皆さんに一緒に作ってもらえた。今後も駅に親しみを持ってもらえたら」と話している。23日午前10時からは現地でセレモニーが開かれる。

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