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塩尻・スナバ 土曜試験開放 稼働半年 徐々に活用進む

 塩尻市大門八番町に本年度完成した、松本広域圏のシビック・イノベーション拠点「スナバ」が、昨年8月の本格稼働から半年を迎えた。多様な人材や企業が集い、互いが抱える地域課題や情報を共有し合うことで新たなビジネスの創出や起業家の育成につなげる施設で徐々に周知や活用が進んできた。一方、開館は平日に限られるため利用者の広がりに課題がある。運営主体の市は3月まで土曜日を試験的に開放し、動向を注視している。

 2~3月の毎週土曜日午前10時~午後3時に開館し、1階のオープンスペースを開放している。通常の開館は平日午前10時~午後7時、メンバー登録をして月額3000~7500円を支払う利用者に限られるが、試験開放中の土曜日は誰でも随時、自由に来館・見学することができる。スタッフの中島光さん(25)は「平日勤務の会社員や学生も気軽に足を運んでくれれば」と期待する。
 スナバは国の地方創生推進交付金を活用して市や市振興公社によって建てられた。地域課題が多様化する一方、行政のスリム化や財政の効率化が叫ばれる中、スナバを拠点に民間の知恵やスキル、資本やアイディアがつながり、社会問題の解決を図るビジネスが生まれることを期待する。地方創生推進課は、多くの人や情報が集まるほど可能性の幅も広がるとし「動向を見ながら4月以降の土曜開館も視野に入れたい」としている。