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王滝・滝越への村道 来月18日に開通

 昨年7月の記録的な大雨で崩落した王滝村滝越地区に続く村道について、村は20日、村内で開かれた地区住民向けの説明会で、3月18日に村道の通行止めを解除する予定を明らかにした。復旧工事が順調に進み、開通の見通しが立った。地区に続くアクセス路が断たれた住民の避難生活が、約8カ月を経てようやく終わる。

 村道は、道路下を流れる王滝川の増水で護岸が壊され、長さ約60㍍にわたって崩落した。滝越地区は孤立し、住民がヘリコプターで救助された。9世帯・16人が村営住宅や村が借り上げた民家などで避難生活を送る。
 県木曽建設事務所が河川関係の復旧を手掛け、護岸が再び崩れないように大型ブロックを積むなどの工事を進めてきた。村道は併用林道のため、舗装などの工事は林野庁木曽森林管理署が担当する。村は通行止め解除に伴い住民に対する避難指示を解除する方針だ。
 滝越地区の倉橋孝四郎さん(34)は昨年合同会社を立ち上げ、地区の村施設「食事処・水交園」と「森きちオートキャンプ場」の指定管理者として運営を始めて間もなく村道崩落に見舞われた。開通の見通しがたち「関係機関の皆さんに感謝している」と話す。
 村中心部で避難生活しながら営業再開の日を待ってきた。「資金のやりくりが大変だった」と振り返りつつ「村の人と縁を深める機会になった」と、これまでの日々を前向きに捉える。諦めずに準備してきた計画を実行に移す日を見据え「ここからは僕らの努力次第」と意欲を語る。