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折り鶴で階段の通り方案内 寿放課後児童クラブで児童が考案

 松本市寿豊丘の寿放課後児童クラブの建物内の階段に、折り鶴を並べて中央分離帯にした、子供たちの安全な往来を促す「おりづる通り」がある。廊下や階段を歩く時の右側通行ルールを守ることで衝突事故を無くそうと、今は中学生になった子供たちが通学していた寿小学校で行われていた活動を参考に約1年半前から始めた試みだ。独自にルールも定めていて、今も後輩たちに引き継がれている。

 1階と2階をつなぐ階段と踊り場に70個余りの折り鶴が並ぶ。幅約1・2メートルと狭い階段でしっかり右側通行を守れるよう色をそろえるなど整然と床に張り付けている。階段脇には折り鶴を踏まないための心掛けや踏んだ時の連絡法をポスター掲示する徹底ぶりだ。3年生の所心雅君(9)は「折り鶴をうっかり壊しちゃいけないという気持ちになるから気を付けている」と話す。
 平成29年10月に当時の寿小6年生で今は筑摩野中学校1年生になっている松原日々輝君(13)と高橋晴樹君(13)が中心となり、自主的に提案して始めた。みんなで折り鶴を手作りして徐々に数を増やしたほか、壊してしまった時も踏んだ子供をしからず申し出てもらうようにルールも整えた。寿小では別の啓発方法に変わったが、クラブでは工作が盛んなこともあってか後輩に引き継がれた。
 現在は高橋君の弟の5年・祐磨君(11)が中心となって引き継いでいる。祐磨君は「時に補充して大変だけれど、みんなが協力してくれるのでうれしい」と話す。クラブ支援員・高柳節子さんも「『自分たちが作ったルールだから』と守る子供も多く、良い意識付けになっている。今後も続いていけば」と願っていた。

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