地域の話題

食品ロス削減へ 絵本披露 松本市が原作公募し製作

  子供向けに食品ロス削減を啓発するため、公募による物語を原作に松本市が制作した絵本『もったいないぞう のこさんぞう』のお披露目が19日、市南松本保育園で行われた。作画を担当した長野市出身のお笑い芸人・もう中学生さんが読み聞かせ、園児約90人が身を乗り出して聞き入った。

 保育士資格を持つ赤間まゆみさん(52)=安曇野市穂高=が手掛けた物語で、2頭のゾウが集めた食品の残り物を給食調理員らが新たな料理によみがえらせる様子などが、ほのぼのとした絵で表現されている。読み聞かせ後、園児たちはもう中学生さんの問いかけに「食べ物を残さない!」と元気よく声をそろえ、一緒に給食を味わった。
 もう中学生さんは「子供たちに伝わりうれしい。多くの人に読んでもらえれば」といい、年長の上條ひまりちゃん(5)は「楽しかった。苦手なものも食べられるようになりたい」と笑顔だった。
 原作は県内外から78点の応募があり、選考委員会が最優秀賞1点と優秀賞2点を決めた。読み聞かせに先立ち受賞者を表彰し、最優秀賞の赤間さんは「子供と読んで大人に関心を持ってほしい。食品ロス削減啓発活動として松本から広がれば」と願っていた。
 絵本はB5変形判、24ページ。700冊を制作し、市内の保育園・幼稚園、小学校、図書館や小児科、歯科医院などに年度内に配布する。販売はせず、近日中に市の公式ホームページ上で公開する。ej02190043.jpg