地域の話題

きそふくしまスキー場 23日に発展させる会

 木曽町の「きそふくしまスキー場」の将来を町民と一緒に考えようと、地権者や有志が「発展させる会」を立ち上げる。開設から今年で32年目を迎え、約40年とされる施設の耐用年数が迫る中で、多くの町民に「アクセスの良さ」や「屈指の大パノラマ」といったゲレンデの魅力に目を向けてもらうことが狙いだ。23日午後6時から、福島の郡民会館で発足式を開く。

 昭和62年にオープンした同スキー場は、もうひとつの町有スキー場「開田高原マイア」(平成8年完成)とともに、現在は指定管理者のアスモグループが運営している。町は、地域協議会長らでつくる「スキー場在り方検討委員会」の中で、施設を継続する場合の維持管理費用や費用対効果を、数年後に閉じた場合の撤去費用や原状回復工事費用などの検討を進めている。昨年12月の町議会定例会の一般質問に、原久仁男町長は「耐用年数の前でも判断を早めざるを得ない決断もあり得る」との認識を示している。
 発足式では、スキー場の歴史や現状について報告があり、地権者や宿泊業者らがゲレンデへの思いを語る。▽スキーヤーオンリーのゲレンデとして支持されている▽郡内の小学生のスキー教室の受け皿▽御嶽山に加え中・南アルプスを望む大パノラマは夏季の誘客にも有効│といった魅力をあらためて伝える。
 会の発足を後押しする木曽福島スキースクールの校長・田下義洋さん(66)は「きそふくしまが閉鎖される、とするうわさが一人歩きしている」と危惧する。「まずは実情を知ってもらいたい」と多くの町民の参加を願っている。