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有意義な夏休みの過ごし方語り合う 松本で初の高校生会議

 松本市役所内の市議会本会議場などで17日、県内の高校生が集う「長野県高校生会議」が初めて開かれた。松本地方の高校生ら18人でつくる実行委員会が企画し、県内各地から約30人の生徒が参加して「世界一短いと言われる県の夏休み」をテーマに語り合い、有意義に過ごすためのアイデアを提案し合った。
 冒頭で実行委員が、県内の高校の夏休みの平均日数が全国に比べ10・2日少ない26・6日との現状や、県教育委員会が示す夏休み延長方針、実行委が事前に実施した高校生200人の実態調査結果を紹介し問題提起した。
 議員協議会室で5班に分かれて意見交換した後、班ごとにまとめた考えを議場で提案説明した。長期休暇の懸案は「学校から与えられる課題(宿題)」と「部活動」が主で、課題を教員と相談の上で自由学習型にすることや、休暇にめりはりを利かせるため留学にも使える「自由学習」と「休養」の各期間を設定するとした。他に高校と寺を開放し、高校では中学生向けに各種学習のワークショップを開き、寺は地域住民との交流の場とする提案もあった。県高校校長会長の今井義明・松本深志高校長ら6人が助言者で参加した。
 須坂高1年生の間島莊君(15)=須坂市=は「意見交換でいろんな人と知り合えた」と喜び、松本美須々ケ丘高2年生の山口ひかりさん(17)=松本市寿豊丘=は「休暇は長さより質だと思った。また会議があれば参加したい」と話した。
 昨年の全国高校総合文化祭「2018信州総文祭」や中信地区高校生交流会を機に有志が企画し、会場提供は市選挙管理委員会や市議会が協力した。実行委員長で松本県ケ丘高校2年生の田口暦さん(17)=諏訪郡原村=は「受動的な教育を問い直すのに意味があった」と話した。同日の内容は本年度中に県教委に文書で報告する予定だ。