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フリースタイルスキーの中田朱音さん、全日本強化指定選手に

 松本蟻ケ崎高校1年の中田朱音さん(16)=松本市寿北7=は今季、フリースタイルスキーの「スロープスタイル」と「ハーフパイプ」の2種目で全日本スキー連盟の強化指定選手に選ばれた。昨季の好成績が評価されての選出で、将来の五輪出場も視野に練習に励んでいる。2種目とも平成26年のソチ五輪から五輪の正式種目になった種目で、国内ではまだ競技人口が少ないという。高さのあるジャンプや難易度の高い回転などを加えて滑るエンターテインメント性が高い競技だけに、中田さんは「見ていてかっこいいスポーツ。自分の滑りで楽しさを伝えられる選手になりたい」と見据える。

 中田さんは筑摩野中学3年生だった昨季、国内最大のフリースタイルジュニアのシリーズ戦「ジャパンジュニアフリースキーオープン」の18歳以下の部門で総合優勝を果たした。強化指定選手として挑む今季、「プレッシャーはない」と言い、前回覇者として3月下旬まで続くシリーズ戦の総合連覇を目指す。
 スロープスタイルは障害物(アイテム)やジャンプ台などが配置されたコースを滑り、採点で順位を争う競技。ハーフパイプは半円筒状のコースの斜面を利用してジャンプや回転などの技を競う。ともに観客を魅了する滑りが要求され、難易度や完成度、独創性などが重要になる。中田さんは「勝負よりも楽しむことが大切。楽しんで滑ることでうまくなる」と語り、理想とするかっこよさを追求する。
 小学4年生から本格的に競技を始め、白馬を拠点に活動するフリースタイルスキークラブ「マツカワ会」に所属して練習を積んでいる。高さのあるジャンプのこつを「怖がらないこと。気持ちが大事」と語り、得意とする横回転しながら1回転半(540度)する技に加え、現在は斜めの回転軸で2回転(720度)する技を習得中だ。
 高校生になった今は「文武両道」をモットーにスキーに打ち込んでいる。「いつかオリンピックや海外のレースを回ってみたい」と一層の飛躍を誓う。