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手帳甲子園・表紙デザイン部門で優秀賞 美須々ケ丘高の湯尾愛華さん

 全国の中高生が手帳を活用するアイデアや表紙カバーのデザイン案を競った「第7回手帳甲子園」で、松本美須々ケ丘高校2年生で美術部部長の湯尾愛華さん(16)が、表紙デザイン部門で最優秀賞に次ぐ優秀賞に輝いた。「今まで誰もやったことのない技法に挑戦しよう」と全て点描で仕上げた作品で、応募者654人の中から優秀以上5作品の一角に立った。

 「A Face」と題したB5判の作品で、外国人女性の顔を中心に据えて、表紙になる右側は皮膚があり、裏表紙になる左側は骨がむき出しと対照的に描いた。「力強さ(表紙)」と「無や死(裏表紙)」を対比で表現し、「見る時に迫力があって美しいものを描いた」(湯尾さん)と振り返る。
 ピンク、レモンイエロー、スカイブルーの三色を基本に、最も細い0・3ミリのペンを使用した。青みがかった眼球や骸骨の目の陰影などを丁寧に表現し、審査では「白黒と三原色の点描の対比など明解なコンセプトを感じさせる完成度の高い作品」との講評を受けた。
 湯尾さんは幼いころから絵が好きで、小学校の時に作品の入賞経験があるという。中学校に美術部はなく、高校で美術部に入って本格的に作品づくりを始めた。
 手帳甲子園の応募作品を手掛け始めた昨春は、作品を出す機会になかなか恵まれず、「筆に迷いがあった」時期と重なっていた。油彩や水彩ではなく「初めて作品として挑戦した」という趣味だった点描で勝負をかけ、力作を仕上げた。
 将来の夢は「看護師」という。子供と触れ合うことが大好きで「子供たちに絵を教えたり、絵を贈ったりして元気づけてあげたい」と夢を膨らませる。
 手帳甲子園は、ビジネス手帳や中高生向けの手帳を販売するNOLTYプランナーズ(東京都)が主催している。本年度は手帳活用と表紙デザインの各部門に計147校・1831人の応募があった。表紙デザイン部門はまず優秀5作品を選び、その中から来場者の投票で最優秀1作品を選出した。

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