地域の話題

上松町社協の通所介護 要介護者向け来月廃止

 上松町社会福祉協議会はこのほど、同町小川の町デイサービスセンターで行ってきた要介護度1~5の人が対象の「地域密着型通所介護事業」(定員18人)を、3月末で廃止する方針を決めた。要支援者が対象の「介護予防・日常生活支援総合事業通所型サービス」は、4月から同町緑町の福祉施設「老人憩の家」に移して継続する予定で、今後は介護予防と地域福祉の充実に重点を置いて事業を進める。

 町社協は平成4年度から町の委託を受け、デイサービス事業を始めたが、近年は同事業の収支状態が悪化していた。昨年1月に「あり方検討会」を立ち上げ、町と町社協の職員らが計8回にわたって検討を重ねてきた。
 町内に同業の民間事業者があることも踏まえ、経営安定化に向けて「地域密着型―」を廃止し、介護予防と地域福祉の充実を強化する方向性を定め、昨年12月の理事会で決定した。デイサービスの利用者約40人は本人や家族の意向を確認しながら、町内や近隣の施設へ移行を進めている。
 「介護予防・日常生活支援総合事業―」は、4月から「憩の家」に移し、週2回、体操や入浴支援などを行う予定になっている。
 羽毛田盛雄会長は「方針が決まるまで、町民に心配をかけた」と陳謝し「今後は、高齢者が少しでも長く、健康で日常生活を送れるよう、力を尽くしたい」と話していた。