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安曇野の生物 情報を集約 市民参加の調査報告会

 安曇野市は9日、市役所で「生きもの調査2018」の結果報告会を開いた。5年に1回、市民参加型で昆虫や鳥、ほ乳類、植物などの生息、生育状況を把握する取り組みで、今回は昨年3~10月に実施し、141人と2団体が参加した。対象とした66種のうち、61種について1299件の情報が集まった。この日は、市が特徴的な事例を説明したほか、調査に協力した市民3人も感想を述べた。

 調査は、平成19、24年に続き3回目となった。過去の結果と比較して、変化を把握するとともに、市民に身近な自然へ目を向けてもらうことも目的だ。66種を「身近な生きもの」「希少な生きもの」「注意すべき生きもの」に区分し、市内で見かけた場合に情報を寄せてもらった。
 報告会では、生息範囲の拡大が懸念される外来種のうち、アレチウリ、オオキンケイギクなど6種類は、市内5地域の全てで確認されたと説明があった。アレチウリは犀川沿いに北側へ広がってきている。主に温暖な地域に生息するチョウ・ツマグロヒョウモンの状況も報告された。過去の調査では、主に市内の中部や南部で確認されていたが、少なかった北部でも広がる傾向が見られる。地球温暖化の影響や、幼虫の食草となるパンジーを植える家が増えたことなども考えられるという。
 調査に協力した明南小学校2年生の矢花沙織さん(8)も報告した。登校前や下校後に調査に励み、対象となった66種の中では29種の情報を寄せた。「希少な生きもの」としてはトウキョウダルマガエルやカジカ、タイコウチなどを見つけた。矢花さんは「家の近くにもいろんな生きものがいることが分かった。チョウやトンボを初めて網で捕まえられてうれしかった」と話していた。

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