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古写真 和やかに思い出話 塩尻市制60周年事業 平出でも

 塩尻市中央公民館と宗賀公民館平出分館は9日、昔の写真を持ち寄って見せ合う「アルバム持ち寄りお茶会」を平出公民館で開いた。市制施行60周年記念事業の一環で、写真収集を目的に地区公民館10館で昨年12月までに順次開いたが、分館単位での開催は初めてとなる。住民ら11人が集まり、懐かしい写真を眺めながら思い出話に花を咲かせた。

 昭和初期から戦後にかけての昭和電工の写真が何点も出された。参加者はスライドで大写しにされた工場や事務室、運動会の様子といった写真を見て「正門の門柱は今もまだ残っている」「敷地内にあった理髪店や診療所に行ったことがある」などと口々に語り合った。
 平出の泉で撮影された記念写真や家族写真も数多く「泉が昔から地域の中心で、みんなのよりどころだった」「昔は桜の名所で、花見をしていた」と感慨深げに話していた。
 地元で生まれ育った市川得二さん(94)は「写真を見て、既に忘れていたこともいろいろ思い出せた。平出の泉には花見の時期になると電工の人たちも場所取りに来て、大勢集まってにぎやかだったものだ」と懐かしんでいた。
 地区公民館での巡回開催は終了したが、中央公民館の北澤智彦館長は「希望があれば分館単位でも開催するので、他の区にも広がれば」と期待していた。