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四賀化石館に「風見鯨」

 4月に開館30周年を迎える松本市四賀化石館は、節目を前に外観の一部をリニューアルした。老朽化が目立っていた玄関脇のらせん階段などを、深海をイメージさせるテーマカラーの深い青色で塗り、マッコウクジラとしては世界最古の全身骨格「シガマッコウクジラ」を収蔵していることにちなんで、その姿をかたどった風見鶏ならぬ「風見鯨」をシンボルとして新たに設置した。

 化石館は旧四賀村時代の平成元年に開館し、外観はこれまで大きな改修が行われてこなかった。看板も目立つものがなく、来館者からは「気がつかず通り過ぎてしまった」「ここは診療所かい?」などの声があったことから、30周年の節目に向けてリニューアルが計画された。
 看板がなかった玄関には、シガマッコウクジラの全身骨格をあしらった看板を新調して掲げた。風見鯨は長さ1㍍ほどの大きさで、らせん階段の最上部に設置して、来館者を迎えている。
 企画展の内容を工夫した効果などもあり、来館者数は近年、増加傾向が続いている。平成29年度は7636人が来館した。30周年となる来年度は化石教室などの開催を企画する。麻和孝安館長は「世界に誇れる化石がここにはある。化石の世界に触れる機会をもっと提供していきたい」と話している。

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