政治・経済

食肉公社で殺処分の38頭を搬出 宮田村の農場で埋却へ

トラックの荷台に殺処分した豚が入った袋を積み込む担当職員ら(7日午後2時半ころ)

 松本市島内の民間食肉加工施設・長野県食肉公社に搬入された豚が豚コレラに感染していた問題で、県は7日、前日に殺処分にした38頭の豚を公社の施設内から運び出した。松本に搬入する前に豚が飼われ、多数の豚の豚コレラ感染が確認された上伊那郡宮田村の養豚農場に運び、現地で殺処分した豚と一緒に埋却される。

 県の担当職員ら延べ約30人が作業に取り組み、3~4トントラック計3台が用意された。午前9時ころから午後1時ころにかけて、主に豚舎などから出た排せつ物や殺処分の作業に関わった職員が着た防護服などを詰めた袋の焼却処分があり、近くの松本クリーンセンターへ運び込んで焼いた。
 前日に殺処分して、大きな袋に入れてあった豚の積み込みは午後2時半ころに始まった。防水シートとブルーシートを重ねて敷いたトラックの荷台に、三つの袋を重ねるなどしてウイルスが飛び散らないように厳重に管理した豚をフォークリフトを使って積み込み、4時15分ころ宮田村に向けて出発した。
 担当職員らは作業中、前日に引き続き豚舎内外に入念に消毒剤を散布し、袋を運び出した後の地面にも念入りに石灰をまいて消毒した。仕上げの消毒も含め、午後5時半ころにこの日の作業を終えた。8日も消毒を予定している。
 県は、宮田村で殺処分した2444頭と一緒に、同村の養豚農場の隣接地などに埋却するという。