政治・経済

免許返納者の足確保へ支援拡充 塩尻市がバス・タクシーの共通利用券交付へ

県中南信運転免許センターの自主返納窓口。塩尻市は来年度から返納者にタクシーとバスの共通利用券を交付する
 塩尻市は来年度から、運転免許証を自主返納した高齢者に対し、地域振興バスとタクシーの共通利用券3300円分を交付する。本年度はバスの回数券(33回券・3000円分)を交付しているが、利便性を高める。
 返納時に満65歳以上だった市民で、返納後1年以内の人が対象になる。4月1日から市役所の都市計画課で受け付ける。返納時に交付される「申請による運転免許取消通知書」の写しと、運転経歴証明書やマイナンバーカードなどの本人確認ができるものが必要になる。  共通利用券は塩尻タクシー、美勢タクシー、アルピコタクシー、平成交通の4社で使える。  県中南信運転免許センターによると、平成30年に運転免許証を自主返納した塩尻市民は196人だった。29年の239人よりは少なかったが「増加傾向は変わらない」といい、返納者の交通手段の確保は市の大きな課題になっている。  市は本年度から自主返納者に地域振興バスの回数券を交付していて、1月末までに81人が受けた。都市計画課は共通券の導入でさらに自主返納者を支援したい考えだ。