攻撃戦術の整備に着手 山雅が清水で第2次キャンプ開始

サッカーJ1松本山雅FCの第2次キャンプが5日、静岡市清水区のJ―STEP清水ナショナルトレーニングセンターで始まった。8日まで4日間の日程で、昨季のJ2リーグ戦で伸び悩んだ得点力の向上を含む、J1の舞台を戦い抜くための攻撃面の強化を図る。
初日はランニングや体幹トレーニングなどをした後、ピッチの半分で20分のゲームを2本行った。ビルドアップに取り組み、センターバックに出されたボールをサイドバックとボランチが絡んで前に運んだ。
FW永井は「昨年以上の競争を感じている。戦術を理解し、要求以上のプレーで応えたい」と力を込める。MF藤田は「新加入の選手が多く、今は向き合う段階。選手と声を掛け合いたい」と気を引き締めていた。
反町康治監督は、清水キャンプのテーマについて「ゴールを奪うための攻撃のパフォーマンスをどう上げていけるか」と語る。空いたスペースへのパスなど、攻撃につながる最初の動きの重要性を唱える。「4日間で攻撃について全て出し尽くす」と、得点を奪う土台づくりに全力を注ぐ。