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中高生の絵や造形光る 安曇野で美術部展10周年

 安曇野市内の中学校7校と高校4校の美術部の作品を一堂に集めて年1回開かれ、今年で10周年となる「中学高校美術部展」が5日、豊科の市豊科近代美術館で始まった。生徒たちの若い感性が光る絵画や立体造形計233点に加え、10周年を記念して、参加校出身で現在も制作活動を続けている女性3人の作品を展示している。24日まで。

 中学生の作品は鉛筆画や水彩画が中心で、好きなモチーフを伸び伸びと描いている。高校生は油彩やアクリル絵の具などに挑んだ意欲作が目を引く。
 南安曇農業高2年生・加藤あゆなさんのアクリル画「淘汰」は、縦1メートルを超えるキャンバスに少女と画面いっぱいのフジの花房を描いている。紫や桃色を細かく塗り重ねてフジの花を表現しており、見応えがある。明科中1年生・杉浦彩咲さんら4人は、石そっくりに成形し着色した粘土を本物の石と並べて「どっちが重い?」と題を付けた。市外3校(梓川中と梓川高、県安曇養護学校高等部)の賛助出品作品もある。
 OGの展示では水彩画と油彩画、金属造形の計6点が並ぶ。南農出身の降幡好華さん(24)=安曇野市明科七貴=の水彩画「虹鱒と菖蒲」は題名の通り、明科を象徴する二つが画題だ。ニジマスとショウブの花の中に、人間の横顔や小さな魚などが細かくびっしりと描き込まれている。
 初日に会場を訪れた降幡さんは「中高生の作品はとても素直で美しく、力をもらえる」とほほ笑んでいた。
 10周年記念展を豊科近代美術館と市民タイムスが共催した。入場無料で、午前9時から午後5時(最終日は1時)まで。会期中は12日と18日が休館となる。問い合わせは豊科近代美術館(電話0263・73・5638)へ。

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