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雪中で日本酒熟成 乗鞍高原で埋蔵作業

 松本市安曇の宿泊施設・休暇村乗鞍高原で4日、日本酒を雪の中で寝かせて熟成させるための埋蔵作業が行われた。休暇村とEH酒造(安曇野市豊科高家)、安曇地区の酒販店が15年前から続ける取り組みで、醸造主や休暇村のスタッフ7人が、今冬仕込んだ新酒の吟醸酒や純米大吟醸などの一升瓶約200本を雪の中に埋めた。
 駐車場一角の雪山を重機で掘って深さ2メートル強の埋蔵スペースを作り、参加者が手際よく日本酒のケースを運び込んだ。酒は専用の木箱とシートで包まれ、最後に厚く雪がかけられた。雪の中は温度(0度前後)と湿度(約90%)が一定に保たれるためじっくりと低温熟成させるのに最適な環境で、新酒がまろやかで深みのある味わいに仕上がるという。EH酒造の吉田浩次社長は「自然の中で時間をかけておいしくなる。特別感のある雪中埋蔵酒として、楽しみにしている方に喜んでもらえたら」と期待した。
 今季は1月の積雪が少なかったため、埋蔵開始を例年より2週間ほど遅らせた。酒は4月上旬~中旬に掘り出され、「雪原乃華」の銘柄で休暇村で販売される。

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