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松本市役所新庁舎計画で市民に意見 ワークショップ始まる

 松本市が平成37(2025)年度の使用開始を目指して現在地(丸の内)に建設を予定する市役所新庁舎の基本計画に市民の意見を反映させるワークショップ(WS)が2日、大手公民館で始まった。新庁舎の基本・実施設計に入る前に市民の意見を具体的に取り入れる場として全3回開く。初回は20~70代の市民17人が参加し、市民が利用しやすい新庁舎と松本らしい庁舎の在り方について意見を出し合った。

 基本計画の策定業務を支援する建設技術研究所(本社・東京都)の担当者が現庁舎の課題を説明し、参加者は4グループに分かれて意見をまとめた。望ましい新庁舎の在り方をメモ用紙に書いて模造紙に張り付ける作業をした後、グループごとに集約した意見を発表した。
 子供や若者が過ごせるスペースを設置することや、休日に開放できるロビーを設けることが提案された。松本城のイメージを崩さないよう、外観については「あまり近代的ではない方がよい」といった意見が出た。屋上を市民に開放し、松本城と北アルプスの眺望を楽しむ展望台として活用する案もあった。
 参加者の松本市蟻ケ崎台の会社員・荒井多計司さん(51)は「新庁舎について真剣に考えるよい機会になった。一つでも多くの市民の意見が、計画に反映されることを望みたい」と話していた。
 松本市は30年7月に基本構想を策定する際にも、計2回の市民WSを開催している。市政策課の小西敏章課長(55)は「市役所は市職員が働く場所だけでなく、市民のよりどころとしても機能している。市民の貴重な意見を聞きながら、慎重に進めていきたい」としている。次回は16日と3月2日に開く。