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松本国際高に女子硬式野球部 県内初、4月に立ち上げ

 松本国際高校は1日、県内初となる女子硬式野球部を新年度の4月に創部すると発表した。これまで県内の高校に女子野球部がなく、本格的に競技を続けたい生徒は県外に進学するケースが多かったことから、県内での受け皿をつくることが狙い。全国的に女子硬式野球の競技人口が増加する中、県内でも女子野球を普及する役割を担いたいとの思いもあり、未経験者も含めて広く生徒を募集する考えだ。永原経明校長は「野球を通した人間形成に力を入れ、スポーツ科学などを取り入れた模範となるような部にしたい」としている。

 今年1月上旬、県青少年野球協議会が私立高校校長会に女子野球部の設立を要請した。松本国際高はすぐに設立を決め、4月の創部に向けて急ピッチで準備を進めてきた。練習は校内にある約3200平方メートルの人工芝のグラウンドを中心に、近隣の公共施設も使用する予定で、監督は女子野球のプレー経験のある人を軸に人選中だという。
 同校はJR村井駅に近く、県内のほぼ中央に位置する。永原校長は「かなり広い範囲の生徒に対し、期待に応えられるのでは」とし、県内全域に加えて山梨方面など県外からの受け入れも視野に入れる。5月末には150~160人規模の新たな寮が学校近くに完成するため、受け入れ体制も整うとしている。
 新年度に9人以上の部員が集まれば、すぐに全国高校女子硬式野球連盟に加盟し、夏の全国大会などの公式戦出場を目指す。集まらなかった場合でも、次年度には本格参戦する予定だ。
 全国高校女子硬式野球連盟の加盟校は昨年4月現在で27校、北信越地区では開志学園高校(新潟県)、福井工大福井高校(福井県)の2校だけだった。全日本女子野球連盟によると、国内の女子硬式野球の登録チーム数は昨年で88チーム。平成22年の21チームから約4倍に増加し、競技人口も大幅に増えている。
 女子選手の県外流出に加え、県内の高校で競技を継続することが難しい状況が課題だった。県青少年野球協議会は昨年6月に女子普及委員会を立ち上げ、10月には県高校野球OB連盟とともに県内初となる女子選手の野球教室を開催するなど、女子野球の下地づくりを進めてきた。県内初の高校女子野球部の創部に、同協議会の山崎宏会長は「県内の高校女子野球部の先駆けとしての活動に協力していきたい」としている。

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