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リンゴ栽培に情熱 松川の「あっぷるぼうぃず」振興局長表彰

村産リンゴの活性化に取り組むあっぷるぼうぃずのメンバー

 松川村の若手リンゴ生産者でつくる「あっぷるぼうぃず」の活動が、県の地域発元気づくり支援金を活用した優良事業として、県北アルプス地域振興局長表彰を受けた。「消費者のニーズに合わせたリンゴづくり」「生産者の直売」にこだわって村産リンゴのブランド化を目指しており、村を盛り上げる熱意ある取り組みとして期待されている。

 あっぷるぼうぃずは平成26年に結成された。所属する20~40代の10人が営むリンゴ園の面積は計約20ヘクタールで、村内のリンゴ作付面積の半分を占める。消費者ニーズをくみ取った生産活動を展開し、昨年度は県内外の6カ所でリンゴの対面販売をした。合わせて計2万1750人の消費者から聞き取り調査を行い、消費者に好まれるリンゴの品質が「酸味より甘さ」「少人数家族でも食べ切れるサイズ」などであることをつかんだ。本年度は調査結果を生かして栽培する品種を選び、土壌の分析や技術の共有も進めている。
 会長の濱嶋奨さん(41)=北細野=は「求められるリンゴを栽培してブランド化すれば、適正な品質と価格が保たれて農家所得の向上、やりがいにもつながる」と話す。
 大町市の県大町合同庁舎でこのほど表彰式が開かれ、昨年度に支援金を活用した33団体のうち、あっぷるぼうぃずなど3団体が局長表彰を受けた。中村正人局長は「地域を元気にする素晴らしい事業。特に他地域への波及効果が優れている」とたたえた。
 濱嶋さんは「村内のリンゴ産業の疲弊に歯止めが掛かったと思う。リンゴ産業の成功事例となり、村内での新規就農の移住者増加にもつなげられたら」と期待を込めている。

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