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山形村の風食注意情報 今月中旬には発信

大池原の観測点に設けられた定点カメラ(上部の白い機械)
 強風で吹き上げられた農地の表土がさまざまな影響を引き起こす「風食」の対策で、山形村が準備を進めている発生注意情報の発信が、2月中旬にも始まる見通しになった。村の気象情報データの収集や管理を担う総合気象計画(東京都千代田区)が31日、情報精度を上げるため、頻発地帯の静止画を自動撮影する定点カメラ2台の設置を始めた。   
 静止画を見れば、畑の表土が黒っぽいか白っぽいかで湿り具合が分かり、吹き上げられやすいかどうかが見極められる。注意情報が的中したかどうかも判断できるなど、現地の状況を見られることは大きな材料になる。静止画が増え、風向や風速、雨量などと共に分析すれば、情報の精度向上が期待できる。  カメラは、村の気象観測点4カ所のうちの大池原と、村役場の東方面の東原にある有線テレビのケーブルの支柱に設置する。風下になることが多く、住宅地や商業施設がある北東や東北東にレンズを向けて5分ごとに静止画を撮影し、携帯電話網を経由して総合気象計画に送信する。レンズを中心に130度の範囲が写り、夜間も赤外線で15メートルほど先の状況が分かる。  静止画などの収集や分析を総合気象計画が担う。松本地域では風食と呼ぶ風塵は全国で起きているが、手塚喜三代表取締役は「生活情報として発生予測をする自治体などは、知っている範囲ではほかにない」と言う。情報の精度向上を図っていく考えで「住民生活の安心につながるようお手伝いしたい」と話す。  注意情報は48時間先までの発生可能性を3段階で示し、村ウェブサイトのトップページなどで伝える計画だ。村産業振興課は「今年は雨が少なく、発生の恐れが強い。情報を有効活用していただきたい」としている。

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