連載・特集

2019.2.28みすず野

マスコミの世論調査によると、日本人の外国に対する好感度が、圧倒的に低いのは北朝鮮、中国であり、最近は韓国にも否定的な印象を持つ人が多い。北朝鮮に対しては、核・ミサイル開発への不安が消えていない◆注目の米朝首脳会談が、ベトナムのハノイできょうまで開かれる。昨年6月の初会談の共同声明で、朝鮮半島の「完全な非核化」が盛り込まれたものの、その後、北朝鮮は経済制裁の解除など見返りを要求し、非核化は暗礁に乗り上げていると伝わる。今回の首脳会談で、米国は非核化を進めるため、見返りに一部応じる方針のようだ◆非核化、ぜひ実現させてもらいたい。このあと、非核化に進展がないということになれば、2度の首脳会談は一体何だったのか、と問われよう。国際情勢で私たちが、いま最も気にしなければいけないのは、冷却化する米中関係だと言われる。貿易・経済、安全保障の両面から、日本は二つの大国の間にはさまって、難しいかじ取りを求められる◆北朝鮮、中国、韓国の近隣国を「嫌い」と感じ、不信感を覚える日本人が増えているのは、いい傾向ではない。通商あっての国だからである。