連載・特集

2019.2.19みすず野

 温泉に泊まったり、日帰りで利用した際、入湯税を支払っているのだが、案外気なしでいる。1人1泊150円ほどと安いせいだろう。入湯税はその自治体の収入になる。全国で入湯税収入が断然多いのは神奈川県箱根町で、平成28年度6億8500万円である◆熱海市、札幌市、日光市、伊東市、神戸市、別府市、高山市と続く。「温泉王国」と自慢の信州なのに、50位までに一つも入っていない。高山市と松本市を比較すると、平成元年に高山市は50位に顔がなく、松本市は40位で1億600万円だった◆それが29年度、高山市は2億3800万円に増え、一方松本市は8950万円に減ってしまった。現在の中部地方のトップ温泉地は岐阜・高山であり、宿泊客が最も多いということだ。高山の入湯税は全国キャンペーンのほか、海外誘客事業、飛騨高山ウルトラマラソン開催などに使われている◆収入増は、そのまま宣伝費を増やし、さらなる誘客につながる。松本市は、入湯税巻き返し策を講じないといけない。国宝松本城が目当ての外国人観光客は増えているものの、宿泊増になっていないのだろう。当地全体で知恵を絞らねば。