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インフル集団感染で1人死亡 中信の社会福祉施設利用の90代女性

 県は30日、中信地方の社会福祉施設でインフルエンザの集団感染があり、感染した利用者の90代女性が医療機関へ入院後に死亡したことを明らかにした。県内で今流行期に、インフルエンザの集団感染が発生した医療機関と社会福祉施設はこれで48施設となった。うち死者が出たのは7施設で、インフルエンザの感染後に8人(うち中信地方は3人)が死亡している。8人は全て80代以上の高齢者だという。
 県保健・疾病対策課によると、90代女性が利用していた高齢者施設では1月4日に利用者の半数以上がインフルエンザにかかった。90代女性は中信地方の医療機関に入院し、9日に亡くなった。
 同課の担当者は、7施設全てで「基本的な感染対策に不十分な点は認められない」としている。ただ、集団感染が発生していることから、「保健所の指導にのっとり、さらなる感染対策の充実に向けて対応をお願いしたい」と話している。また、広く県民に対し、体調が優れない時に病院にお見舞いで行かないなど、集団感染予防のために協力を求めている。
 県は30日、インフルエンザの県内1定点医療機関当たりの平均患者数が27日までの1週間(平成31年第4週)に64・72人となり、前週より6・63人増加したことも発表した。3週続けて警報レベル(30人以上)となり、ピーク時としては現行の調査を開始した平成11年以降で2番目に多くなっている。今後、さらに流行が拡大する可能性もあり、「手洗いやマスク着用、咳エチケットなどを心掛けてほしい」と呼び掛けている。