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松本の降雪量、今季は少なく 暖冬傾向で

1月下旬に入っても雪がなく土がむき出しの農地(松本市和田)

 松本平は今冬、まとまった雪が降らない日が続いている。気象庁の観測によると、松本市沢村の降雪量は1月2日の3センチのみで、その後も幾日か雪が降ったものの降雪量自体は記録していない。長野地方気象台によると、今冬は暖かく晴れた日が多く、寒気の流れ込みも弱い傾向がある。今のところ雪かきの労は少ないが、春先に降る重く湿った"カミ雪"など、今後の大雪には引き続き注意が求められそうだ。

 気象庁の観測によると、沢村は過去4年間、毎年1月に1~3回程度10センチ以上の降雪量を観測している。昨年1月も22日に22センチの降雪を観測した。平成27年には中~下旬に12~17センチの降雪が3回あり、半月は積雪がゼロに戻らなかった。平年値も1月はおおむね1センチの降雪、1~5センチの積雪だ。
 松本市和田の農地ではあぜの日陰にうっすら雪が残る程度で、雪原となる場所は見当たらない。近くの高齢者福祉施設の職員は「例年この時季は多く降る日があり、業者の除雪に加えて職員も早朝に集まって雪かきを行う。今年はだいぶ楽」と話しつつ「代わりに2月にどっと降らないかが心配」と気をもんでいた。
 長野地方気象台によると、降雪量・積雪量の観測は1センチ未満は記録されず、降り続けてもその都度解けてしまい降雪として記録されないケースもある。県中・南部は一般的に冬型の気圧配置の日は晴れ、南岸低気圧に寒気が伴う日は重たい雪「カミ雪」がまとまった降雪をもたらす。
 沢村では平成26年2月、8日に49センチ、14~15日に計60センチのカミ雪が降り、最大75センチの積雪となった。気象台は「寒候期中なのでいつ雪が降るか長期の予報は難しいが、直近になれば気象情報で降雪見通しを発表することはできる」とし、引き続き警戒・注意を呼び掛けていた。