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南木曽町が特殊詐欺防止へ補助制度

 特殊詐欺の多発を受け、南木曽町が対策機能が付いた電話機や装置を購入した高齢者の補助制度を新設した。親族をかたるオレオレ詐欺や、未払い金があるなどとうそを言う架空請求詐欺で、犯人からのだましの電話を受けにくくする機器の購入を促し、お年寄りを被害から守る。

 満65歳以上の高齢者がいる町内の世帯を対象に、購入費の2分の1を6000円までの範囲で補助する。申請書に領収書などを添えて町役場に提出すると、補助を受けられる。
 機器の一般的な価格は、機能付き電話機が1万~2万5000円。対策装置は既存の電話に接続する形式で、1万2000円前後となる。昨年4月1日以降に購入した機器が補助対象となる。
 言葉巧みなオレオレ詐欺や架空請求詐欺の犯人とは「話さないのが一番の対策」という。対策機能が付いた電話や装置は、電話の呼び出し音が鳴る前に、かけた相手に「詐欺防止のため通話内容が録音されます」などと自動音声を流すため、犯人が声が残ることを嫌って通話を諦める効果が期待できる。
 木曽警察署によると、昨年1年間の県内の特殊詐欺被害は140件が確認され、被害額は3億5830万円に上る。オレオレ詐欺と架空請求詐欺が計124件と88・6%を占める。木曽郡では昨年12月下旬、架空請求詐欺被害1件(被害額80万円)が確認された。
 詐欺対策電話・装置の購入補助制度は県警が各市町村に創設を呼び掛けていて、郡内では木曽町と木祖村も補助をしている。

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