地域の話題

氷彫アート 多彩な造形

 松本市の松本城公園を主会場に開催中の冬の祭典「氷彫フェスティバル2019」(実行委員会主催)は2日目の27日、「全国氷彫コンクール」の「チャンピオンシップ」の作品展示が行われた。最低気温が氷点下8・2度まで下がる氷彫制作にとって絶好のコンディションの中、国内外19チームが前夜から12時間かけて作った氷彫が並び、大勢の市民や観光客が見事な氷の造形を楽しんだ。

 作品は午前5時まで制作され、龍やペガサス、武者姿など多彩なモチーフが氷に刻まれた。うろこや羽、たてがみといった細やかな部分まで緻密に彫られており、夜明け前にはカラフルな照明にも照らされ、多くのカメラマンが写真に収めようと詰めかけた。
 家族4人で午前4時半に起きて訪れた松本市大村の自営業・土山和彦さん(57)は「ライトアップされる早朝の氷彫が最高。やっぱりすごい」と喜んでいた。
 日中も多くの人でにぎわい、作品鑑賞やイベントを楽しんでいた。最高賞の金賞には「平田・近藤チーム」(東京都)が、来場者100人による審査で選ぶ特別賞には「team sapporo」(北海道)がそれぞれ選ばれた。来場者の審査に加わった松本市里山辺の主婦・川道美智恵さん(42)は「寒くて氷が解けにくいので、細かい細工がしっかり施されていて見事。どれもきれい」とほほ笑んでいた。