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松本城で消防訓練 文化財防火デーで170人

 「文化財防火デー」の26日、松本城の国宝天守で消防総合訓練が行われた。松本城管理事務所、松本広域消防局、市消防団、地元町会などから約170人が参加して、火災発生時の初期対応や、放水や車両の展開といった消火活動時の動きをそれぞれ確認し、国宝を次代に守り継ぐ決意を新たにした。
 空気が乾燥する中で乾小天守から出火し、強風にあおられて大天守に延焼する恐れがある―との想定で訓練した。地元町会は消火器を使った初期消火を、城管理事務所の職員は天守から運び出された負傷者の応急処置をした。取り残された人をはしご車で救出した後は、消火栓やポンプ車から一斉に放水した。
 訓練は昭和50年から毎年行っている。赤羽郁夫教育長は「昨年は地震や台風の災害が目立ち、松本城公園でも倒木被害があった。それぞれの立場で訓練を振り返り、これからにつなげてほしい」と訓示した。