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厳冬期に空手 心身鍛える 安曇野の道場

 安曇野市内で26日、空手の道場やクラブによる冬の行事が開かれた。年明けの厳冬期に鍛錬し、気持ちを引き締めるため、子供たちは寒稽古をしたり、拳で餅をついたりして、寒さを吹き飛ばした。(浅井文人、田中祥子)
 三郷少年空手クラブは市三郷農村環境改善センターで「鏡開き」を行った。新年恒例の行事で、児童ら7人が拳で餅つきをして、気合の入った声を響かせた。

 インフルエンザ対策もあり、アルコールで手を清めて臨んだ。小雪がちらつく寒い日となったが、屋外に置いた臼の餅に目掛け、拳を振り下ろした。「1、2、3、4」と元気よく10回ずつ素手でつき、気持ちを新たにした。終了後はきな粉餅などにして味わった。
 鏡開きの前には、師範に教わる特別稽古にも励んだ。副クラブ長で豊科南小学校6年生の三澤良太君(12)は「寒かったけれど、よい稽古ができた」と笑顔を見せていた。

 安曇野市穂高の空手道場・公和館犀龍会道場は、夜明け前の午前6時から道場で寒稽古を行った。6日間にわたる早朝稽古の最終日で、15人が厳しい寒さに負けじと技を決め、道場と屋外で大きな気合を響かせた。
 園児~60代の門下生が道着姿で素足を真っ赤にしながら鍛錬に励んだ。最後は雪がうっすらと積もった屋外に出て「えい、えい」と突きを100回練習した。穂高北小学校1年の小林昊誠君(7)は「強くなったと思う」と笑顔を見せ、穂高南小2年の宮澤好誠君(8)は「今年は一日も休まなかった」と誇らしげだった。
 指導員の鈴木將登さん(32)は「はじめは寒さと冷たさに泣く子供もいた。この6日間で成長した」と子供たちをたたえていた。