地域の話題

愛媛のかんきつ類ズラリ 松川・道の駅で直売会

岩城島特産のレモンやミカンを来場者に紹介する脇代表(左)

 愛媛県上島町の岩城島でかんきつ類などの農業振興に取り組むNPO法人「豊かな食の島岩城農村塾」は26日、松川村の道の駅・安曇野松川寄って停まつかわで、特産のレモンとミカンの直売会を開いた。昨年の西日本豪雨で山崩れなどの被害があった岩城島の復興支援で企画され、生産者自らが自慢のかんきつ類15種をPRし、珍しいミカンなどを買い求める人たちでにぎわった。

 特設売り場には、皮がオレンジ色で山椒の香りがする「姫レモン」、愛媛県限定栽培の希少品種「姫小春」、収穫最盛期の「たまみ」などが並んだ。県オリジナル品種「紅まどんな」はすぐに売り切れた。家族と訪れた西澤悠さん(41)=松川村細野=は「こんなにも多い種類のミカンを見たのは初めて。食べるのが楽しみ。友人にも分けたい」とほほ笑んだ。
 岩城島は瀬戸内海に浮かぶ約9平方キロメートル、人口約2000人の離島で「青いレモン」の栽培で知られる。農村塾の脇義富代表(72)は「限られた農家数と出荷量で名前を覚えてもらうには、農家が各地に出向いておいしさを伝えるのが一番。松川村の人に喜んでもらえてうれしい」と話した。
 直売会は、寄って停まつかわの高橋賢光施設長が愛媛県出身だった縁で実現した。27日には村内のリンゴ農家との交流も行われる。高橋施設長は「リンゴとかんきつ類を通じた地域間交流をしたい」と話し、農村塾メンバーの古川泰弘さん(50)は「松川村でもリンゴ農家が地域活性化に力を注いでいると聞く。互いの苦労や工夫、情報交換をするのが楽しみだ」と話していた。