政治・経済

筑北村の高速情報通信網サービス テレビ松本に委託へ

 筑北村は、村内全域に巡らせている光ファイバーケーブルを活用したテレビ、インターネット、ケーブル電話を利用できる村営の「高速情報通信網サービス」をテレビ松本ケーブルビジョン(松本市)に委託する。テレビ難視聴対策などで平成19~20年度にNTT東日本と契約して通信網を整備したが、現状はその後の技術革新に対応できていないために通信速度が遅いなど使い勝手が悪く、委託により情報通信環境を向上させて住民ニーズに応えていく。平成32(2020)年度の移行完了を目指す。
 具体的な委託料などはまだ決まっていないが、既存設備を利用する形で委託し、テレビやインターネットについてはそれぞれ複数用意されたコースから選んで利用できるようになる。  村は、従来程度のサービスを受ける場合には急激な負担増にならないようテレビ松本側と調整中だ。委託により村内の無料電話は廃止されるが、代替サービスを用意したいという。  移行に伴い各戸で行われる工事は今年11月に着工し、来年5月に完了する見込みだ。工事費などの利用者負担は原則として必要ない。  村によると、現サービスの運営は年間1億5000万円の赤字で、このままだと利用料金を値上げせざるを得ない状況でもあり、委託を判断した。  村は今後、委託に関する覚書をテレビ松本と交わす。総務課は「村民の皆さまには不便をかけてきた。従来より情報環境は向上するので協力をお願いしたい」としている。  関連して村はあづみ野エフエムに委託して防災ラジオを導入する。現状使用している個別受信機はバッテリーがなく、停電時に起動できない恐れがあるためだ。