地域の話題

縄手の防犯カメラ稼働

 松本市中心街の縄手通りの商業者でつくる「ナワテ通り商業協同組合」は、通りに防犯カメラ4台を設置し、25日までに運用を始めた。この約1年間、商店の軒先にあった商品が放火され、その後に「カエル大名神」のさい銭泥棒や店舗の空き巣被害が相次いだことから、防犯対策を強化するために設置した。カメラの運用を周知するステッカーも作って店頭に掲示し、やむを得ない措置として通りを訪れる人たちに理解を求めている。

防犯カメラは、東西約230㍍の通りのうち、カエル大明神の前などに設置した。今後2台を追加し、通りの全域が撮影範囲に入る。22日に運用を開始した。24時間作動させる。
 組合によると、あくまで犯罪抑止が目的であり、組合員が映像を見ることはできない。犯罪が発生した場合に限り、警察からの要請があれば映像が開示される。
 防犯ステッカーは縄手通りのシンボル・カエルの図柄をあしらい、「防犯カメラ作動中」と添える。通りの商店27軒に配布し、店頭に張り出す。
 通りでたい焼き店を営み、昨年3月に空き巣被害に遭った山本真也さん(58)は「カメラの設置には慎重な声もあったが、放火や空き巣が相次いで設置せざるを得なくなった。地域を挙げて犯罪抑止に取り組みたい」と話す。
 防犯カメラの設置については、地元住民による「お城下町まちづくり推進協議会」で昨春から話し合われていた。縄手通りだけでなく、近くの緑町や上土町でも設置準備が進む。ナワテ通り商業協同組合の齋藤勉理事長(68)は「訪れる人たちの安全安心を確保することがここで商売する人たちの務めでもある。(防犯カメラの設置に)ご理解を願いたい」と話している。