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認知症、適切な相談先を案内 山形村が「ケアパス」を全戸配布

村が配布した「認知症ケアパス」
 山形村は、認知症の状態に応じた支援や医療介護サービス、対応機関などをまとめたガイドブック「認知症ケアパス」3000部を作成し、昨年12月下旬に村内全戸に配布した。認知症の状態を本人や家族が「気づいたとき」と「軽度」「中度」「重度」に分け、それぞれで適切な相談先などを一覧表にまとめた「認知症ケアパス図」を載せた。    
 A4判で表・裏表紙を含め8ページのカラー印刷とし、見やすくして保存も促すように、内容だけでなく体裁にも気を配った。「困ったらまず相談を」との言葉を大きく掲げ、個人や家族だけで考え込まずに、用意されたサービスを利用するよう呼び掛ける。  ケアパス図には施設名などがあり、村での認知症介護の流れが読み取れる。「気づいたとき」を見ると、相談先は村地域包括支援センターなどが、対応する医療はかかりつけ医などが、介護は村や村社会福祉協議会などが対応することが分かる。  厚生労働省は認知症施策推進総合戦略の柱の一つに「認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供」を挙げている。これを踏まえ、村を含む塩筑地域の1市5村の担当者と塩筑医師会の医師が協議を重ねてケアパスの原案を練った。  村版のケアパスは平成29年度に作り、医療機関や村保健福祉センター・いちいの里に置いた。「いいものだからより広い範囲に配りたい」という声が上がり、本年度に新しく作り直して全戸に配ることにした。村認知症地域支援推進員の坂口直美さんは「認知症を人ごとと思わないで。若い世代にも目を通してほしい」と話している。