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シニア世代がSNS満喫 穂高のPCスクール

 安曇野市穂高の穂高パソコンスクールに通う70~90代の5人でつくるグループ「クラブ万年青」のメンバーは、インターネット上で文章や写真のやりとりができるSNS(ソーシャルネットワークサービス)でつながっている。会員制交流サイト「フェイスブック」や動画共有サービス「ユーチューブ」などを使いこなして、若者顔負けのSNSライフを楽しんでいる。

 週1回の教室の前日に、インストラクターの寺島由美さんがフェイスブックで、あす教室がある旨の告知をすると、メンバーが次々とメッセージを返す。毎回欠かさず返信する最年長の飯嶋一成さん(90)は日常の出来事をよく投稿しており、「教室に来て(1週間の出来事などを)話すのが楽しみ」と笑顔を見せる。海外で暮らしていた娘と連絡を取り合うために始めたというパソコン歴は20年近くになる。
 教室で皆が集まると、登山が趣味で美しい自然風景をデジタルカメラで撮影して載せている増田晴子さん(81)の投稿が話題に上ることも多い。
 坂巻篤美さん(89)にとってフェイスブックは、「孫に元気でいることを伝える手段」だ。教室で作った年賀状や暑中見舞いを投稿しており、反応が楽しみという。最年少の西牧冨美子さん(73)は「亡き母の歩みを昔の写真も交えて本にまとめるのが目標」と張り切り、教室で学んだ本仕立ての「自分史」を参考に進めている。
 病院の予約状況や天気予報もパソコンで確認しており、メンバーにとってSNSは生活の一部になっている。
 スクールに熱心に通う100人ほどの受講者の約4割がシニア世代という。社長の村中哲さん(70)は「家にいながら情報収集や交流ができるSNSは今後、シニア世代に欠かせないものになるのではないか」と話している。