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不整脈治療 新システム

 松本協立病院(松本市巾上)は、不整脈の心臓カテーテル治療を支援する三次元画像システム「カルトユニビュー」を県内の医療機関で初めて導入した。これまでの治療法では長時間のレントゲン撮影が必要だったが、新システムを使うことで撮影を必要最小限にすることが可能となり、患者の被ばく線量が従来の3割程度に抑えられる。

 不整脈の病変部をカテーテルで焼き切る治療「カテーテルアブレーション」に用いる。医師はこれまで、既存のシステム「カルト」が再現した心臓の三次元画像と、実際に撮影しているレントゲン画像を別々のモニターで交互に見て、カテーテルの位置を確認していた。カルトユニビューは、両方の画像を一つのモニターで重ねて表示でき、レントゲンの撮影時間が短くなるという。医師はより迅速にカテーテルを操作することが可能で、治療時間も短縮される。
 松本協立病院循環器内科は、不整脈の治療を柱の一つにしており、カテーテルアブレーションは年間約130件実施している。新システムを導入することで、今後200件近くに増やしたい考えだ。同科の小山崇医師(48)は「より安全で患者さんに優しいカテーテル治療を追求していきたい」と話している。