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木曽職安が就職支援へ企業ミニ見学会

 労働力人口の減少などを背景に、木曽地域で求人倍率の高止まりが続く中、木曽福島公共職業安定所(木曽町福島)が、求職者向けの企業ミニ見学会を始めた。就職希望先を決めて面接に赴く前に、緊張せずに求人企業の実際を見られる機会として企画した。求職者と求人企業の縁結びを円滑にし、一件でも多く木曽での就職につなげる狙いだ。

 昨年11月にスタートし、月1回ずつ受け入れ企業を1社選んで開いている。22日は、自動車の車載部品組み立てなどを手掛けるテヅカ精機(木曽町日義)で行われ、求職者4人が企業概要の説明を受けて工場を見学した。
 採用面接の前に、求人票だけでは分からない部分に触れられる機会は貴重で、参加した大桑村の男性(56)は「実際に見れば会社の雰囲気が分かる」と企画を歓迎し「トイレはきれいでごみも落ちていない。いい会社だと思う」と好印象を話した。同社の手塚良太社長(33)は「人手不足ではないが、これまでは口コミで社のことを知ってもらっていた」と話し、見学会で社の存在が広く知られ、採用に結びつくことを期待していた。
 木曽福島公共職業安定所によると木曽地域では昨年6月以降、求人倍率が1・50倍を超える状況が続く。最新の値となる昨年11月は1・91倍で、前年同月を0・18ポイント上回った。宮沢亨所長は「若い世代の流出」が要因の一つとみて、見学会が木曽の企業の認知度を高める機会にもなることを願う。「まずは製造業から始めさせてもらったが、今後はさまざまな事業所に見学先を広げていきたい」と話している。

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