教育・子育て

スマホの影響 親に警鐘

 松本市は、乳幼児の保護者を対象に、スマートフォン(スマホ)が子供の体や心に及ぼす影響についての知識啓発に力を入れる。目の機能低下や成長過程での愛着形成の阻害といった影響がメディアなどで注目を集める中、市としてもスマホの適切な利用に向けて警鐘を鳴らす。専門家の助言を受けながら、正しい知識を普及させる。

 市保育課によると、スマホ画面を近距離で長時間見つめると、両目で物を立体的に見る機能「両眼視」に異常をきたす恐れがあることや、育児でのスマホの多用が家族への愛情や自己肯定感の形成を阻害する可能性があることなどについて啓発する。それらスマホの悪影響をA4の啓発チラシにまとめ、市立保育園・幼稚園計46園の全園児の保護者に配布してスマホの多用に注意を促す。こどもプラザ、つどいの広場などにもチラシを置いて、利用者に見てもらう。チラシ作成には、医学博士、眼科専門医で、全国でスマホが子供に及ぼす影響について講演するなどしている鈴木武敏氏(岩手県奥州市)の指導を受けた。
 スマホに関する知識啓発は、菅谷昭市長の強い意向で実施する。菅谷市長は22日の定例記者会見で、中学生や高校生の状況を「スマホ中毒になっているのが日本の特色」と説明した。子育ての早い段階から正しい知識を持ってもらうことの重要性を訴え、「子供から青少年まで使い方、いわゆるリテラシーをきちんとしていかないといけない。将来を非常に憂いている」と述べ、知識啓発の意義を強調した。

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