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新集成材 北部交流施設に 塩尻産のカラマツ使用

 塩尻市が7月のオープンを目指してJR広丘駅近くに建設中の北部交流センター・えんてらすに、塩尻産のカラマツ材が使われている。特にプレイルームの壁柱には新技術の直交集成材(CLT)が使用され、市は循環型社会の実現に向けた象徴としてPRしたい考えだ。

 CLTは板の層を各層で直交するように積層接着した厚みのあるパネルで、耐震性が高く、建築の構造材などとして利用される。欧州で開発されて利用が進み、日本では平成25年にJIS規格が制定され、28年4月にCLT関連の建築基準法が施行されて一般利用が始まった。
 えんてらすのCLTは、塩尻産のカラマツを片丘のFパワープロジェクトの木材加工工場で板にし、岡山県内の業者に運び込んで縦5・8メートル、横2・5メートルの9枚が製造された。このうち8枚は厚さが21センチあり、プレイルームの壁柱として使われる。
 現在、建設現場では巨大な壁柱が姿を現しており、22日には小口利幸市長と市の幹部職員が現場を視察した。小口市長は「うちの山のカラマツもこの壁柱の5分の1くらいに使われている」と話し、「木材を公共施設の構造材に使うことは循環型社会を実現する入り口になる。子供たちにも説明しやすい」と期待していた。
 えんてらすは広丘支所と公民館、子育て支援センター、図書館機能を併せ持つ施設で、木造一部鉄骨造り2階建て延べ2136平方メートル。支所棟と図書館棟、プレイルーム棟を交流スペースでつなぐ構造となる。