政治・経済

長峰荘 最低0円で譲渡へ 安曇野市が方針

 安曇野市は21日、民間譲渡を目指す宿泊入浴施設・長峰荘(明科中川手)の最低譲渡価格を「0円」に設定した上で、今月末に購入者の公募を始めると発表した。入札参加の申し込みは2月18日から受け付ける。譲渡する事業者には、10年間は宿泊、日帰り入浴、宴会(80人程度)の3事業を続けるという条件を付ける。市は、4月1日付で本契約を結びたい考えだ。

 譲渡するのは、旅館部分や二つのボイラー室の建物(計延べ約1325平方メートル)と、土地(約4870平方メートル、地目は宅地)となる。土地と老朽化している建物の不動産鑑定評価額は、解体する場合にかかる費用の2520万円を差し引くと、150万円だった。ただ、10年間は営業を続けるという条件があるほか、建物は現状のまま引き渡す点なども加味して、最低譲渡価格を0円に決めた。長峰荘で使っている物品は無償で譲渡する。
 市は今月末に公募を始める。2月13日には現地説明会を開く。3月初旬には譲渡先を決める選定委員会を開催し、委員には明科地域の住民も加わる予定だ。宮澤宗弘市長は21日の定例記者会見で、仮に応札者がない場合の対応を尋ねられ「条件を再検討し、再募集をすることになると思う」と述べた。