政治・経済

上高地バス規制 20日間に

 国や県、松本市安曇上高地地区の旅館組合などでつくる「上高地自動車利用適正化連絡協議会」は21日、市安曇支所で交通対策を検討する小委員会を開いた。昨年4~11月の観光バスなどの車両入り込み状況やピーク時のシャトルバスの待ち時間、渋滞状況などが報告され、委員らが改善策や来年度の交通規制方針を検討した。

 昨年4~11月の観光バスの入り込みは前年並みの1万3585台で、月別では5月が最も多く、9~10月は前年より減少した。上高地に続く県道上高地公園線は、通年のマイカー規制に加え、渋滞対策や自然保護のため、7~10月は週末や祝日に観光バスの通行が規制され、昨年は延べ22日間規制が行われた。事務局が実施したシャトルバスの乗り換え待ち時間調査では、上高地バスターミナルから沢渡へ下るバスで9月下旬に最大で118分の待ち時間が発生した。観光バス規制がある週末にシャトルバスの待ち時間が長くなることから、地元町会や旅館組合からは「長い待ち時間は上高地のイメージダウンや観光客の減少につながる心配がある」などと、規制日の縮小や規制の見直しを求める声があった。
 観光バスの規制は平成16年度の規制開始以降段階的に減り、来年度の交通規制方針では、観光バスの規制を7~10月の間の20日間と過去最少とする。事務局の環境省中部山岳国立公園管理事務所は来年度、規制状況を検討するベースとなる調査を実施する考えを示した。昨年4~11月に、県道で渋滞が発生したのは14日間(前年同期比7日増)で、1㌔を超える渋滞の発生はなかった。