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縄文サミット 今夏塩尻で 遺跡活用 まちづくり提言

 縄文時代の遺跡を有する全国の自治体が集う「第22回・縄文シティサミット」が今年、塩尻市で開催される。縄文文化の魅力が近年広く見直され、各地が"縄文ブーム"に沸く中、平出遺跡を誇る塩尻から県内外に向けて、歴史や遺跡を生かしたまちづくりの提言や発信が行われる。「土偶女子」の先駆けとして知られるフリーライターの譽田亜紀子さん、縄文研究第一人者の小林達雄・国学院大学名誉教授ら多彩なゲストも来場する予定だ。

 8月31日と9月1日にレザンホールや平出遺跡公園、平出博物館で開かれる。譽田さんと小林名誉教授による記念対談や、関係自治体の市長らによる首長討論、全国の遺跡の職員やボランティアが交流する情報交換会やエクスカーションが予定される。9月1日には「第16回ひらいで遺跡まつり」もあり、多くの専門家や愛好家の来場が期待される。
 サミットは三内丸山遺跡を誇る青森市の呼び掛けで平成10年に始まった。縄文の遺跡に恵まれた東日本を中心に、北海道~鹿児島の16市町が縄文都市連絡協議会をつくり、持ち回りでサミットを開いている。県内では平成19年にも塩尻市で開催された。
 近年は全国的に縄文の造形や精神性にスポットが当たり、各地で展覧会や映画上映会が催されるなど縄文人気が高まっている。平出博物館の小松学館長は「サミットも多くの人に縄文への興味関心を抱いてもらえる機会にしたい」と話している。