地域の話題

奈川の保平蕪、地元児童が発信 4年生がPR隊結成で意気込む

 松本市の奈川小学校4年生(野村仁教諭)4人が、奈川地区特産の信州の伝統野菜・保平蕪を知ってもらおうと独自に「奈川もりあげ隊」を結成し、PR活動を計画している。本年度、種からの栽培・収穫、甘酢漬けまでを初めて体験したのがきっかけで、地区内外に張り出すオリジナルPRポスターを作った。30日には地元の野麦峠スキー場で同校では初となる保平蕪の甘酢漬けの試食イベントを計画し、観光客に地元食材の魅力を広く発信しようと意気込んでいる。

 白川富雅君(10)と小石翔偉君(10)、奥原絆さん(9)、奥原瑠菜さん(10)の4人が総合的な学習の時間を利用して活動している。ポスターは先月にながわ観光協会の協力を受けて自分たちで撮った写真や顔写真を使った特別製で、30枚を来週にも地区内外の公共施設や飲食店、スキー場などへ張り出す予定だ。試食イベントでは、地元の企業・奈川山菜の協力で用意した保平蕪100食分をスキー客に、甘酢漬けのレシピなどと共に振る舞う。
 4人は、昨年8月下旬に瑠菜さんの祖母・幸子さん(75)方の保平集落の畑で保平蕪の種をまき、11月に収穫して甘酢漬けを体験するまでの間、畑に通って追肥や草取りなどの農作業に地道に励んだ。ぐんぐん成長する保平蕪への愛着と、農作業の大変さを学んだ経験を踏まえ、標高の高い山間地の奈川の環境で育つ保平蕪の魅力を学校外へも発信したいと願い、もりあげ隊を結成した。
 4人は試食イベントに向け、校内で教職員をスキー客に見立てて手作りした甘酢漬けを振る舞う練習もしており、小石君は「スキー場には全国各地や海外からスキー客が来る。奈川産のおいしいものをPRし、食べてもらって奈川をもっと盛り上げたい」と願っている。