政治・経済

次世代の公共交通研究

 松本市は来年度、中心市街地での移動手段となる次世代の公共交通システムの研究を加速させる。次世代型路面電車システム(LRT)、バス高速輸送システム(BRT)といった運行形態の比較検討や運行ルートなどについて、専門的に検討するグループを庁内で立ち上げる。中心市街地の活性化や渋滞緩和、環境への負荷低減などを図り、定時制や輸送力に優れた新たな交通システムの実現性を探っていく。

 建設部を中心に関連部局の担当者が集まり、路面電車型のLRT、2両連結のバスなどを用いるBRTのどちらの実現を目指すべきかといった具体的な研究を進めていく。
 大まかな運行ルートとしては、あがたの森通りを軸に観光客が集まる国宝松本城周辺を経て、大学や高校、病院、文化施設などが集積する信州大学方面に向かう経路を想定しており、今後さらに詳細を検討していく。
 市は平成27年10月に策定した次世代交通政策実行計画の中で、長期目標として新たな交通システムの実現を盛り込んでいる。具体的な導入時期については明示せず、「具体的な検討を行い、さまざまな課題を解決しながら、導入に向けた取り組みを鋭意進めていく」(小出光男建設部長)としている。
 市交通安全・都市交通課の近藤潔課長は新たな交通システムについて「市街地活性化などさまざまな課題解決に向けた有力な手段となり得る」とし、市民の意見も聞きながら実現性を探っていく意欲を示している。