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塩尻の農業用ため池・小坂田池 新年度から耐震補強工事

来年度に耐震補強工事が始まる小坂田池の堤体
 県松本地域振興局は来年度、塩尻市郊外の農業用ため池・小坂田池の耐震補強工事に着手する。平成27年度の調査で堤体の外側の耐震強度が不足していることが分かり、本年度は地質調査や測量、設計を進めている。工事期間は32(2020)年度までの予定で、総事業費は約1億3500万円を見込んでいる。
 小坂田池は江戸時代の築造とされ、堤高が8・8メートル、堤の長さが85メートル。貯水量は13万5000立方メートルで、かんがい面積は約45ヘクタールに及んでいる。工事では堤体の外側(下流側)の水田に土を盛り、堤が崩れるのを防ぐ。地質調査などでさらなる補強が必要と分かった場合は、工事が33年度までかかる可能性がある。  池の内側は工事をせず、みどり湖の耐震工事のように池の水を空にはしない。ただ、堤体の外側の一部を削るため、工事期間中は池の水量を耕作に支障のない範囲で減らす方向で、用水を使う土地改良区と、池周辺で花火大会を開く市観光協会と調整している。  松本地域振興局の農地整備課は「安全、安心を確保し、農業用水の安定供給を図りたい」と話している。

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