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中学生の演奏 高齢者魅了 塩尻・丘中3年生の山岸さんと倉科さん

 塩尻市丘中学校3年生の山岸さくらさん、倉科唯さんが14日、上西条の宅幼老所・百彩館で慰問演奏をした。2人はクラスメートで自宅も近く、昨年12月からデュオで演奏を始めた。バイオリンとコントラバス、キーボードの息の合った演奏が高齢者を魅了した。

 山岸さんがバイオリン、倉科さんがコントラバスとキーボードを演奏し、クラシック曲のほか「故郷」「見上げてごらん夜の星を」など7曲を奏でた。利用者は口ずさんだり手拍子をしたりして演奏に聞き入り、涙を流す人もいた。西川キヨ子さん(85)は「素晴らしい演奏だった」と感激していた。
 2人は2年生になって同じクラスになったものの、別々の部活動に打ち込んでいた。部活動を引退後、互いに弦楽器に触れていることを知って友情を深め、互いの家で演奏するようになった。慰問演奏は福祉施設に知り合いが多い山岸さんの祖母のつてで実施し、同日が2回目だった。
 百彩館では演奏後に握手を求める高齢者もおり、山岸さんは「一緒に歌ってくれて、演奏してよかった」、倉科さんは「楽しそうに聞いてくれて、演奏している私も楽しかった」と喜んだ。間近に迫る高校入試で休止するが、高校入学後は通う学校が違っても活動を再開する予定だ。