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若衆熱く福俵引き 豊科の成相・新田で伝統のあめ市

住民との綱の引き合いで、福俵を引っ張る成相区の若衆(写真上)と、福俵を引いて走る新田区の若衆
写真しんでん.jpg  安曇野市豊科の成相区と新田区で14日、小正月の伝統行事・あめ市(初市)が行われた。両区の若衆たちが商売繁盛や五穀豊穣を願う「福俵」をそれぞれの区で勢い良く引き回し、地域の住民に福と活気を届けた。
 豊科の市街地に「わっしょい、わっしょい」と若衆の力強い掛け声が響いた。所々で俵を地面にたたき付けながらぐるぐる回す「俵練り」や、体を支え合ってつくる「人間ピラミッド」が披露され、住民を沸かせた。  成相区の頭・細萱淳平さん(39)は「楽しくて仕方ない。最後まで地域を盛り上げる」と笑顔を見せ、新田区の親方・太田恭輔さん(35)は「今年は人数も多くパワーがある。元気に奉納したい」と力を込めた。  福俵は慶事があった家や事業所に納める習わしで、成相区では家を新築した宮下寿郎さん(44)宅に奉納された。奉納を巡って繰り広げられる綱の引き合いも見どころで、宮下さん一家に「福」を引き込もうとする近隣住民約50人と、簡単に福を渡さないと抵抗する若衆約30人の懸命な姿が見物客を楽しませた。宮下さんは「地域の強い結束を感じた。自分たち家族も地域の一員なのだなと思えた」とほほ笑んでいた。

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