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三九郎で無病息災願う 小正月の伝統行事ピーク

 松本地方の小正月の伝統行事・三九郎が、「成人の日」を含む12日からの3連休をピークに松本地域の各地で行われている。河川敷などに正月飾りやだるま、小学生の書き初めなどを飾り付けた大きなやぐらを組んで、地域住民らが集まって燃やし、残り火で焼いた繭玉を味わって1年間の無病息災を願っている。

 松本市街地を流れる女鳥羽川の河川敷では12日、正午過ぎから夕方にかけてやぐらに火が付けられ、だるまなどがはぜる小気味よい音が響き渡っていた。
 北源池町会は念来寺橋の下流で実施し、地元住民が30人ほど集まった。町会で唯一の小学生・百瀬賢斗君(10)=源池小4年=が高さ約3㍍のやぐらに火を付け、住民たちは「よく燃えるねえ」と夕闇に天高く燃える火を見守っていた。
 鍛冶橋の下流では、餌差町と鍛冶町の町会の小学生約10人がやぐらの残り火を囲み、「熱い」と笑いながら柳の枝に刺した繭玉などを焼いていた。繭玉をほお張った上原光太郎君(10)=清水小4年=は「柔らかくておいしい。ちょうどいい焼き加減」と笑顔だった。
 松本広域消防局によると、松本、安曇野、塩尻の3市と東筑摩郡では12日、295カ所で三九郎が行われた。13日は338カ所、14日は32カ所で行われる。

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