地域の話題

災厄焼き払う三九郎 塩尻市内各地で伝統の行事

三九郎を燃やした残り火で繭玉を焼く子供たち
 塩尻市内の各地で12日、小正月の伝統行事・三九郎が行われた。堀ノ内では高さが約7メートルもある立派な三九郎が燃やされ、多くの住民が集まって無病息災を願った。塩尻消防署によると市内の三九郎は14日までがピークで、月内に約70カ所で行われる。
 堀ノ内では塩尻東小学校西側の休耕田に、たっぷりと杉の葉を使った円すい状の三九郎が作られ、約50人の子供たちが集まって始めに記念撮影をした。大人たちが無病息災を願って乾杯をした後、三九郎に火が放たれると、しばらく白煙を上げてから大きな炎に包まれた。大小のだるまや門松の竹がパンパンと音を立て、集まった住民たちは遠巻きに炎を眺めていた。  下火になると地元の消防団員たちが炭火を広げ、子供たちが「熱い熱い」と言いながらヤナギの枝に刺した繭玉やマシュマロをかざして焼いた。塩尻東小学校6年生の岩佐のどかさん(12)は「餅がおいしかった。みんなで集まれる機会はあまりないから楽しい」と喜んでいた。  行事を主催している塩尻東小PTA堀ノ内支部の西村裕美子支部長(39)は「子供を育てるのと同じように、三九郎も多くの人の協力があってできていることに感謝したい」と話していた。