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清沢竝子さん 凍り餅作り

納屋の軒下につるして寒風にさらしている凍り餅

 松本市今井の農業・清沢竝子さん(74)が今季も、郷土食の凍り餅作りに精を出している。寒風にさらして仕上げるため自宅の納屋の軒下にすだれのようにつるされた光景は、この時季ならではの風情も醸し出している。

年末に作業を始め、もち米約500㌔分の凍り餅を作っている。ついた餅を切り分けて一つ一つ和紙で包み、16個を一連にする。それを1週間近くおけに入れて餅に十分水をしみ込ませた後、明け方が氷点下5度以下となる日に引き上げる。1カ月以上、風通しのいい日陰につるし、昼夜の寒暖で凍って溶ける工程が繰り返されることで「お湯を注ぐとすぐ溶ける、さくさくとした仕上がりになる」という。
 3月上旬以降に近くの道の駅・今井恵みの里で販売する予定だ。清沢さんは、今季は暖冬と聞き、作るのを迷ったというが「周囲に作る人がほとんどなく、注文が絶えない。待っている方を喜ばせたい」と話していた。

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